0001首都圏の虎 ★
2019/12/26(木) 10:02:03.40ID:rR62+WEk9貿易摩擦に端を発した米国との対立が深まる中、中国は来春の習近平国家主席の国賓訪日実現に全力を挙げている。
「指導者同士の往来のために良好な雰囲気の醸成を希望している」。李氏は25日に成都で行われた安倍氏との会談で、習氏の訪日実現に強い意欲を示した。この後、李氏は古代の水利かんがい施設である世界遺産「都江堰」に安倍氏を案内。さらに昼食も共にして安倍氏を接待し、礼を尽くした。24日の日中韓首脳会談後、すぐに帰国の途に着いた韓国の文在寅大統領に対する素っ気なさとは対照的な対応だ。
安倍氏への厚遇は「米国の有力な同盟国、日本の切り崩し」(中国の日本専門家)が狙いだ。来春の習氏の国賓訪日が実現すれば、反政府抗議活動が続く香港や新疆ウイグル自治区での人権問題などで高まる国際社会の対中圧力を緩和できると考えているとみられる。
これに対し、安倍氏は李氏に「来春の習氏の国賓訪日の成功」を目指すと発言し、中国側の期待に応えた。ただ、日本の世論は習氏の国賓訪日を手放しで歓迎するムードではない。安倍氏を支えてきた保守層を中心に、沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の領海侵入や中国当局による日本人拘束、中国内の人権問題に対する不満が強まっているからだ。
今回の訪中で安倍氏は自らの支持層の求めに応じる形で、習氏に対して香港情勢などへの善処を求めた。中国側では「日本の世論がさらに対中強硬論に傾けば、習氏の訪日が困難になるのではないか」(中国政府関係者)と危ぶむ声も出始めている。
12/26(木) 7:08配信
時事通信
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